京都祇園の料理屋に6人が集まりました。

 


  1. 先週木曜日(2月15日)、久しぶりに京都に出掛けて一泊しました。到着日は雨が降りましたが、暖かかでした。

  1. 宿は地下鉄「烏丸御池」近くの安宿ですが、どこに行くのも便利で、応対

も親切で気に入っています。

昔単身赴任したときに13年住んだ、柳馬場という通りに面したアパートも近iくです。

 到着早々、早速傘をさして散歩に出掛け、御池通から柳馬場を南に右折しました。

古いお店、丸平大木(人形店)や宮脇賣扇庵が健在なのを確かめ(京都人からは「当たり前や」と言われるでしょうが)、松井本館という和風旅館の真ん前にある、昔と変わらないアパートを眺めました。

 2ブロック下りて錦小路も歩きました。

 

3.京都に住む従妹夫妻がホテルまで来てくれて、積る話を交わしから、祇園「白梅」まで出掛けました。3組6人の久しぶりの夕食会で、従妹がアレンジしてくれました。

 もう一組は、もとの職場の同期生とその奥様です。長年パリに勤務していましたが、退職して帰国してから縁もゆかりもない京都を永住の地に選び、もう20年近く、仁和寺のそばの閑静なお住まいで暮らしています。

4.「白梅」は祇園新橋白川ほとりにあります。

(1)もとは江戸末期創業のお茶屋で、昭和24年に料理旅館に転業。

白川にかかる小さな石橋を渡って店に入ります。橋の両側に梅の古木があって、店名はここから来ています。

(2)白川を眺める部屋でゆっくりと食事を頂き、6人で他愛もないお喋りをしました。

(3)顔をだしてくれた女将の、「あたたかな雨どすなあ」という柔らかい京言葉を聞いて、例の吉井勇の歌、

「かにかくに 祇園はこひし寝(ぬ)るときも 枕のしたを水のながるる」

を思い出しました。

この店もやはりかつては吉井勇ごひいきだったそうです。

5.このところ加齢とともにすっかり出不精になって、とくに泊りがけの旅が億劫になりました。しかし、従妹の誘いに乗って思い切って京都まで出掛けてよかったなと思いました。

前回のブログに岡村さんがコメントしてくれたことを思い出しました。

6.前回、昔の職場の仲間と夫婦で、東京六本木の先輩のお宅に集まった報告をしました。

(1)こういう男女の集まりは良いですね、と岡村さんからコメントを頂きました。

(2)彼は祇園町の会長ですから、女将さん舞妓さんをはじめ、女性との付き合いは慣れています。

(3)しかし日本の男性は一般に、女性とくに連れ合いも交えての交遊はさほど多くないかもしれません。

私の職場は、海外勤務が多く、家族ぐるみで付き合い、助け合う機会が多かったです。

それと、自分の意見をはっきり言う奥様が多いように思います。この日もご夫婦のそれぞれが自分の意見を持っていて、ときにそれが異なり、昔の職場の雰囲気もこうだったなと懐かしく感じました。

(4)岡村さんはコメントの最後に、神戸の中華街に春節祭を見に行ったことに触れて、「年をとっても出来る限り外出は必要だと思いました」とも書いておられます。今回の京都で、私も本当にそうだと思いました。