京都とシドニーを結ぶ一枚の写真

  1. 茅野の暮らしも一週間を過ぎました。

(1)田舎家にいてもPCにアクセスできるのは有難いです。

(2)お陰で拙いブログも続けています。コメントを下さる方もいて感謝しています。

(3)コメントは基本的には私に宛てたものですが、たまには、これを読んだ他の方の反応もあります。

  1. ということで今回は、京都の岡村さんとシドニーの野田桂子さんお二人

が、私のフェイスブック(FB)を通して交流した出来事をご報告します。

(1) 前々回7月14日の私のブログが発端です。

京都の祇園町会長の岡村さんから、有難いことにコメントを頂きます。時に、祇園祭や都おどりなど京都らしい写真も載せてくれます。

(2)7月14日のブログに頂いたコメントには、祇園の舞妓さん6人が写っている古い写真が添付されていました。岡村さんご自身の姉上もおられます。

  1. この写真を見た、FBの「友達」の野田桂子さんが反応しました.

彼女はシドニー永住で、同地からの投稿です。

(1)「川本さんとのお話に、失礼ながら立ち入らせて頂きますこと、お許し

ください。お写真を拝見して、あんまり懐かしくて!」で始まる投稿です。

 写真の舞妓さんのうちの4人は、大昔、祇園で何度も会ったそうで、今でも名前まで記憶しておられます。

(2)これを読んだ岡村さんからは早速「本当に驚きました。嬉しかったです」と返事があり、

(3)野田さんは「お陰様で大昔を振り返り、祇園の皆様を思い出し、父を懐かしみ、幸せな時間を過ごしました」と返されました。

(4)おまけに、岡村さんからは、「50年以上も昔、海外ひとり旅をしたときにシドニーに滞在した。頼まれてTV番組に日本兵の役で出演した」という思い出話も披露されて、野田さんはさらにびっくり!

(5)門外漢の私はお二人のやり取りを眺めているだけでしたが、私のFBを通してこういう交流も可能になるのか、とお二人が喜んでいる様子を嬉しく拝読しました。

この年になると、善行などとは縁のない日々ですが、少しは良いことをした気持になりました。

  1. 最後に野田さんが「懐かしい」という事情を少し補足します。

(1)野田桂子さんは、30年以上昔、私がシドニー駐在で3年半暮らした時の知り合いです。当時から同地に永住しておられ、和服のとびきり似合う、上品な素敵な女性で日本人駐在員からは「マドンナ」と呼ばれて人気抜群でした。

(2) コメントによると、

「父は代々の京都人。袋帯をデザインしていて、昭和の能装束百着を遺して亡くなった」。

「我が家は子供も連れて、家族で祇園に行くという変わった家でしたので、舞妓さんたちを知っていました」とあり、

岡村さんの写真を見て「懐かしい」と思う理由がよく分かりました。

 

(3)祇園とは、お客さんが時には家族ぐるみで訪れる場所でもあったのだと

初めて知り、京都には、こんな粋な文化があるのだ、と感じ入りました。