元旦早々の惨事と海外報道

  1. このブログは週1回、日曜日に書くので、前回は昨年大晦日でした。

それから1週間経ちましたが、元旦早々を襲った二つの惨事には衝撃をうけています。

午後4時10分、石川県能登地方を震源とする大地震

午後5時47分、羽田空港日航機と海保機の衝突事故。

  1. 地震発生時、我が家は恒例の家族の新年会で、子・孫・曾孫まで揃い、

シャンパンを空けたところでした。その後も酒宴は続き、夜9時前には解散しました。東京は交通機関も順調で、家族もそれぞれ無事に帰宅しました。 

 被災地の方々も元旦を迎えて、おそらくはお雑煮やお屠蘇で穏やかな新年を祝っているところへ、突然、予期しなかった惨事。そう思うと辛く悲しくなります。

 翌2日は新聞休刊日で、活字情報がないのが気になりました。

英国BBCは動画を含めて早々に、ネットで世界に放映しました。

 

3.ネットと言えば、ブログ「情報浴―ブロードバンド」が、3日には海外の報道を紹介してくれました。

(1)このブログは筆名“バイロン”が、世界のメディアの主要な情報を簡潔に取り上げます。

情報浴ーブロードバンド:SSブログ (ss-blog.jp)

(2)筆者はもと大手商社の役員。昔シドニー勤務でご一緒しました。多様な情報提供が魅力です。自らの意見も、時にこの国への厳しい批判も交えて発信します。

(3)「能登半島地震」について

――欧米の主要メディアが地震被害を執拗に追っている。

他方で日本の報道機関はというと、NHKはわずかながら地震の爪あとを追うが、民放に至っては事前に作りためた”正月番組”で間の抜けた紙芝居を消化している。

妙なパーテイ―券の押し売りで、政治資金を捏造してきた”日本式政治手法”に、日本の旧態依然の報道業は解明のメスさえ手にしようとしない。

もう先進国とはおこがましい。心ある”若者”が政治、報道の場に飛び出すのを待つしかない。

”新しい日本”がどこかに潜んでいる―

なかなか手厳しい意見です。

 

(4)羽田での事故の対応については海外の高い評価を伝えます。

――千歳―羽田空港への日航516便。滑走路で海上保安庁の小型機と衝突。日航機の乗客、乗務員379名が全員火だるまの機体から非常シュートで脱出。保安庁機に犠牲者が出た。世界のメデイアが事故の画像を流して、全員が生還した”奇跡”を報じている。日航乗務員の鍛えられた防災動作の見事さに触れている。日本人は悲劇の中にも誇らしさを感じるべきだ――

4日の続報では、「アメリカのCNNが詳しく報じ、賞賛し、肝心の日本の報道機関は踏み込んだ報道ができていない」とこれまた手厳しい。

4.4日(木)からは日本のテレビも通常番組に戻り、NHKの「世界のトップニュース」も再開しました。

この日は、海外のメディアが大きく取り上げている事実を伝えました。内容はバイロンさんと同じですが、一日遅れました。

この間日本のメディアが「正月番組を消化」していたとすれば、彼が厳しく批判するのも無理ないなと感じました。