家に閉じこもり、皆さまのフェイスブック投稿を楽しく拝見しました。
いつまでも現役の京都人の元気な報告には感心します。
植木さんは横浜の展示会に出品して商談をまとめた、藤野さんは冬山に挑戦した、飯島さんは旅をされ、下前さんは理容店で国際親善の大活躍中、岡村さんは都おどりの準備中。
- 田中美貴子府会議員は、7日の議会で代表質問を行った由。
(1)しかも当日、「JR宇治駅で朝の駅立ちをして、いったん帰宅して、着物に着かえて議会に出掛けた」そうで、そのお元気ぶりに感服しました。
(2)京都ではテレビ中継された。
発言内容は、「女性が自分の夢を諦める事なく、子どもを産み育てる事が、キャリアUPとなる事。そして、子育てを親や家族に押し付ける事なく、社会で見守る事。
「少子化対策」で、「異次元」な対策をせねばならないのなら、思い切って、「結婚観」「家族観」を変える事。」とあります。
長年地方政治家として、実績もあり女性の苦労もよく知っている人の発言だけに、重みがあったことでしょう。
(3) 議会には、「紫式部」の着物と、「源氏物語」の帯で登場したそうで、写真を拝見。
「市議になった時、「源氏物語のまち・宇治」の宣伝になれば…と思って購入したもの。この日に、晴れが出来て良かったです」とあります。
議会で写真を見ると男性も和服姿で、この日は「和服で議会へ」という約だったのか。さすがに京都です。国会も実施したら、下品なやじが減るのではないでしょうか。
(4)田中議員の発言を読んで、私事ですが長年英国で、仕事をしながら10歳と4歳になる2人の子どもを育てている次女を思いました。
残業もあり、大陸への出張もあります。今月末には単身で日本に出張です。
妻がいつも「近くにいれば少しは手伝えるのに」と心配していますが、娘に言わせると「私みたいな女性は英国では当たり前で、まったく珍しくない」そうです。
「こういう姿が当たり前」と誰もが思っている社会、それだけ、支える仕組みや助け合いも「普通」なのでしょう。
- 他方で私の方は、ぐうたらな日々ですが、たまたま先週は、六本木の国際文化会館のカフェで久しぶりに昔の友人に会いました。
(1) コロナ発生以来初めてで、積もる話がいろいろありました。
この間に死去したり病に倒れた友人がいます。かつての仲間の思い出話も出ました。戦争や災害の話もしました。国際文化会館の利点は珈琲をお代わりしながら何時間でもいられることです。
(2) 彼は銀行勤めのあと、日米関係の財団に関わり、その功あって勲章をもらったとい
う話も聞きました。
「天皇に拝謁したが、近くで拝顔すると童顔ながらも大変風格が出て来られた」という感想でした。
そこで私からは、雑誌「あとらす」に書いた雑文を渡しました。まだ徳仁親王時代に英国オックスフォード大学に留学した、その回想録『テムズとともに』を面白く読んだことに触れたものです。
(3) 暇にまかせて、「酔歌・百人一首」というのを作ったそうで、元歌をふまえて100
首全て、遊び心で作ったといって見せてくれました。
1首だけ披露すると、紫式部の
――めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半(よは)の月かな――は、
――めぐり逢うか 見しや否かもか 分かぬ間に 飲み屋で消えし 夜半の福沢――といった具合です。
「夜半の福沢」は、来年からは「夜半の渋沢」に代わりますね。