ksen2005-12-09

昨日のブログは全世界でジョン・レノンについてのコメントが飛び交ったのではないでしょうか?私のような年寄りは、12月8日というとまずは戦争を思い出しますが、この日はご承知の通り1980年彼がニューヨークのセントラルパーク西のアパート「ダコタハウス」の入り口で射殺された日。昨日はジョン・レノン没後25年になります。NHKの朝のニュースでも報道していました。そう言えば先日katouさんがこのブログへのコメントで「イマジン」にふれていましたね。
私は、ちょうどこの頃NYに住んでいたので地元の出来事ということで強い印象があります。また、オノ・ヨーコさんは父上が私の昔の勤務先・旧東京銀行の初代NY支店長でした。お2人とも面識はありませんが、当時彼女は東銀のNYの子会社に口座があって時折現れるという話でした。
それと(これは昔エッセイに書いたことがあるのですが)、6日後の1980年12月14日リンカーン・センターでのヘンデル作曲「メサイア」の演奏会を聴きに行ったときのこと(私は、「メサイア」を毎年12月どこかで聴きに行きます)。聴衆とともにジョン・レノンの追悼をしたいという主催者の申し出で全員が黙祷を捧げ、スタートが10分間遅れたことがありました。クラシックのコンサートでポピュラー音楽家を追悼するのはきわめて異例だろうと思います。
射殺犯人のチャップマンについても連日、新聞が大きく報道しました。いまでも刑務所に収監されている筈ですが、逮捕されていたときにJ.D.サリンジャーの『The Catcher in the Rye(キャッチャー・イン・ザ・ライ』を持っていたという記事が印象的でした。セントラルパークが大事な場所として出てくる、感受性の強い少年の物語で、ちょうど私も愛読していました。それにしてもあれから25年、遠い遠い昔の話になりました。
ところで写真はジョン・レノンとは何の関係もありません。友人の紹介でNYに行くといつも滞在するThe Yale Club of NYCです。安くて、どこに行くのも便利なので助かっています。