ksen2005-12-22

今朝は京都の町中でも雪が降っており、バスなど公共交通機関のダイヤが乱れているようです。明朝にかけてさらに降るという予報がありますが、本学では明日の祝日も授業がある予定で、教職員・学生君ともにご苦労さまです。
当方は20日(火)、今年最後の「実習」の授業に6人の学生を連れて、NPO法人「北欧本画廊(スカンジナビアブックギャラリー)」を訪問し、代表理事の八木さんから話を伺いました。「実習」ではいままで、㈱ハッピーや㈱カスタネットなど、京都にある、小規模ながら社会性を意識した元気企業を訪問し、社長の話を伺い企業研究を重ねてきました。1度はNPOも勉強しようということで、宇治市槙島町で頑張っている、本学から歩いていける「北欧本画廊」を訪れることにしました。
ここは「北欧関連書籍を幅広く集積し、その優れた文化や社会の在り方等を積極的に日本に紹介すると共に、現代の日本の文化を広く北欧地域へ発信する双方向性を有した資料センターとして機能します」と謳っています。また設立趣旨には「我が国では有数な北欧関連図書の集積する空間を、こどもたちとおとなたちが新たな関係の構築を模索しながら育ち合う<交流の場>として提供し、内外に開かれた未来志向の小さなコミュニティとして位置づける」とあります。
ギャラリーは季節柄、クリスマスの飾り付けがほどこされ、私たちも、この時期の同地域の飲み物だという、スパイスの入ったホットワインを振る舞われました。
八木さんの話を伺っているうちに、小学校2年生の息子さんがやってきて、聞けば、学校が終わってからギャラリーを閉めるまでここで本を読んだり宿題に取り組んだりして過ごし、それから母子一緒に自宅に帰るそうです。私はここでクリスマス・カードを何枚かと、トーベ・ヤンソンムーミンに関連する書物とを購入しました。ヤンソンとはヤンの子供という意味のようだという八木さんの説明を聞いているところに息子さんが下校してきたので、早速、学生の1人が「あっ、ヤギソンが帰ってきた」と叫びました。
このブログを昼休み、研究室で書いていますが、窓からキャンパスを眺めると粉雪が降ったりやんだりしています。
八木さんの話とそこから考えたことごとは、別の機会に致しましょう。