海太郎さん有り難うございます。
「実習」の授業に「カスタ君の町家」を利用して何か自主的に企画してみたいというアイディアが学生諸君、大いに関心を持ってくれて、3回目の授業もアイディアの自由な交換で盛り上がりました。


私としては「アドバイスや応援はするが、まずは自分たちで考えて準備すること」と「失敗をおそれてはいけない」ということを伝えました。


ところで、今回は、少し前に撮ってまだご披露する時間がなかった素人写真を、消してしまう前に掲載させて頂きます。

まずは、以前ご報告した、3月末に長野県の秘湯に友人夫婦と行ったときのこと。


小布施が近いので帰途みんなで寄りました。ここは町作り・地域再生がかなりうまくいっている事例としてよく知られており、地域の名産や整備された町並みや葛飾北斎の美術館
で観光客を集めています。

町作りに多大に貢献をしたアメリカ人の女性として有名なのがセーラ・カミングスさん。ネットの情報によると、来日して利き酒師の資格をとり、老舗の(株)枡一市村酒造場に入社し、新しいコンセプトの日本酒を売り出したり、レストランを開いたりして、現在、取締役として活躍中。他方でボランティア活動を含めて小布施のまちづくりに多方面に関わっているとのこと。

友人と枡一酒造(写真)に入ってみましたが、アメリカ人の発想らしく、お酒の名前や瓶のデザインなどに新しさがあります。
「枡一」をもじった「スクウェア・ワン」という銘柄もあります。

試飲してくれるカウンターもあって、なかなか楽しめます。店の人の話では、せーラさんは、この春、小布施に勤める同じアメリカ人の英語の先生と結婚する(もう「した」のでしょうが)そうですからまだ若いのでしょう。


不勉強で彼女の業績や発想についてよく知りませんが、「ソーシャル」かどうかはともかく、「アントレプレナー」ではあるでしょう。地域の活性化に積極的に取り組んでいるという意味では、立派な「ソーシャル・アントレプレナー社会起業家)」といえるかもしれません。

今年初めに開催された日本NPO学会の年次総会に招かれて講演をしたと聞きました。