canaly-londonさんお立ち寄り、有難うございます。

お礼が遅くなり、あっという間に、また1週間が経ってしまいました。

この1週間は、とりわけ慌しく、京都と東京を2回往復しました。

私事ながら身内の不幸があり、水曜の夜に新幹線にのり、木曜のお通夜に出席(教授会を欠席)、金曜・土曜に、どうしても中止できない、授業と小さな学会での発表があったので金曜朝に京都に戻り、週末は2つ用件があるので、土曜の夕方、再び新幹線で東京へ・・・といった次第です。いささか疲れました。

ここ10年、最低でも年に20回は京都―東京を往復しています。お金の話をするのは卑しいとは思いますが、JRに多大の金額を払っているわけで、マイレッジ・サービスなど受けたいところですが、航空会社と違ってほぼ独占ですから、そういうメリットはまったくありません。


ところで、canaly-londonさんご指摘の通り、京都では市内のアパートを借りているせいもあって、徒歩圏内にだいたい何でも揃っています。

ただし、普段は、アパートと大学とを往復するだけの日々なので、あまりあちこち出歩く時間がありません。

週末、京都にいて少し時間のあるときは、片道1時間ほどかけて東山の哲学の道あたりまでゆっくり歩くことにしており、そんなときに休憩する場所に「ゴスペル」というカフェがあります。

銀閣寺に近い、鹿ケ谷通りに面した、洒落た洋館の2階で、ゆったりした空間でひとり本を広げて日曜の午後をしばし過ごすのはなかなか快適です。


60年代を中心にしたジャズのレコードが、数千枚置いてあり、これも魅力。

昔は、「おてんばキキ」という名前でしたが、いまは「ゴスペル」と言います。

10年前から、月に平均2回は出かけているでしょうか。


ビール(レーベンブロイ)を1パイントと「おてんばパテ」という名のパテを気にいって、これを注文。〆て1500円の憩いのひととき。

私と同じように一人で、杖を引いてやってきて、紅茶とお菓子を注文している常連のおばあさんもいます。


パイントのグラスに入れたビールというのは、英国のパブで出るのがそうですが、日本の居酒屋ではあまり見かけません。パブを思い出すよすがにもなり、ビールも格別おいしく感じられます。

お店の人はもう覚えていないでしょうが、10年近く前、メニューに「1paint」と書いてあったので、パイントの綴りは「pint」ですよね、と厭味なことを言って、メニューを訂正してもらったことがありました。