我善坊さん有り難うございます。


まさにご指摘の通り、男=観念の構図は、へその緒でつながっていない動物の浮遊感からくるものでしょうね。

だから男は権力を志向するか観念に頼るかしかない。前者はきわめて危険なので、後者を大事にすべしという持論です。
三島由紀夫はおそらく、もっとも「非政治的」人間でしょうね。その対極にあるのが石原某でしょうか。


話変わって、久しぶりのKSEN(京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク)のイベントの報告を以下簡単に。


1.スピーカーは京阪電鉄大津事業部長の木村浩一さんと、石坂線21駅の顔づくりグループの福井さん
2.この2人が中心になって、京阪・石坂線と地域との協働を4年がかりで進め、このたび「パートナーシップ大賞」を受賞
3.京阪・石山坂本線大津線の1部)は、石山寺門前と比叡山のふもとをむすぶ、京阪の支線で、21駅。1日の乗降客約4万人。恒常的な赤字路線。


4.活動は、鉄道の新たな魅力を売り出そうという趣旨で、以下の4つを柱とする
(1)駅のスペースの利用
(2)まちの玄関としての機能
(3)電車の中で仲間と仲良く
(4)全国に地域をアピール


5.上の(3)については、例えば、移動する電車の中で高校が文化祭を開催したり、「おでん電車」や「青春同窓会」号を運行したり・・・


6.(4)については、21駅にちなんで全国から「電車と青春・初恋」というテーマで21文字のメッセージを募集。俵万智さんがほとんどボランティアで審査委員を引き受けてくれて、2355通の応募から1等に東京からの「好きもさよならも同じ駅」を選び、入選作を電車の車体に掲示・・・


等々。
7.木村さんの話では、もともと京阪全体で1日80万人の中の小さな赤字路線の現場でもあり、幸いにこのような活動を始めてから、赤字とはいえ、少しずつ乗降客も増えており、事故もないので、本社もあまり文句を言わず、自由に楽しくやっているとのこと。


8.といってもサラリーマンなのでこれから転勤もあり得るし、どのように継続していくかが課題。

・ ・・・まだまだありますが、長くなりましたのでこの辺で。

うちの大学の学生6人も含めて、20人以上の出席と「カスタ君の町屋」も満員で、ボランティアの若者たちも頑張ってくれました。