4月1日は入学式。日曜のこともあって、父母もたくさん来られました。

前日の3月31日(土)には、シドニーから訪れた夫妻と昼食をともにしました。
夫人が日本人で、もう10年前に退職していますが、私がシドニーに居た時の同僚です。ご主人はもとカンタス航空、いまは独立した経営コンサルタントです。

ワインを飲みながら3時間近くもおしゃべり。

昔話やいまの豪州の話等々。


豪州では自由党のハワード政権が10年も続き、経済も好調のようですが、市場原理・成果主義の波に洗われ、「格差」が広がり、弱者への暖かいまなざしが薄れていくようだと嘆いていました。
かっての労働党政権時代のスローガンだった「共和制移行」の話もまったく聞こえなくなり、保守化への道を進んでいるようでもあります。

何だか、我が身を思わされるような話でした。


私達がかってシドニーで働いた企業の文化を懐かしむ話も・・・。
その企業はいまや日本のメガバンクの1つとして、全く異なる社風に染め上げられたようです。


ご主人は、当時日本から派遣された駐在員にはインテリが多かった、とお世辞を言ってくれました。インテリかどうかは知らないけど、あまり日本の本社のことを気にせず、地元の人たちと付き合うのを楽しむ人が多かったかもしれません。

いまは、おそらく現地採用の社員やその家族と付き合う時間があったら、仲間内のゴルフと本社との折衝の方が大事と考えている人が多いのかもしれません。


昼食のあと京都御所を歩きましたが、さくらもほぼ満開でした。
そのあと、錦市場を歩き、富小路に近い画廊に寄りました。


いとこが、もちろん全員が素人ですが、大学時代の友人5人でいまだに毎年、絵の展覧会を開いていて、当日が初日だったので、友人夫妻を連れて立ち寄り、ここでもしばらく会話がはずみました。

そんな訳でもっぱらおしゃべりを楽しんだ一日でした。