京都の朝は冷たい雨。紅葉もそろそろ終わりでしょう。

土曜の朝早く、嵐山天竜寺の塔頂宝巌院の庭をみてみましたが、なかなか見事な紅葉でした。

もっとも、週末とはいえ、入試等で職場に出かけ、これから21日まで、週末を含めて連日研究室に出かける日が続きそうです。

通常の仕事(授業等)の他に、来年度のカリキュラム、シラバスの作成など。それに何と言っても、第1期生が来年3月卒業しますが、彼らは必修の卒論をこの21日までに提出しないと単位がもらえません。


1期生ですから卒論指導する教員にとっても初めてのこと。彼らにとっても初めて、それなりに長い(といっても、たかだか400字X30枚ですが)文章を書く訳で、個人差もありますが、難行苦行となります。

私の場合、12人の4回生ゼミ生と、たぶん学生数の多さでは1番か2番だと思いますが、1人1人面倒をみるのは正直言って時間とエネルギーがかかります。
いままでの当方の指導も十分でなかったかもしれないと自省したりしながら、ちゃんと仕上げてくれるかどうか不安の日が続きます。


もうあと2週間ちょっとというのに、未だに第1稿も書き上げていない、メールを入れて状況を聞いてもなかなか返事をくれない・・・・等いろいろな学生がいます。

まあ、彼らも彼らなりに悩んでいるのでしょうが、それだけに余計頻繁に相談してほしいと思っています。


テーマは、

・ 「ジャック・ウェルチ松下幸之助―経営理念について」
・ 「コミュニティビジネスによる地域活性化
・ 「飲食店の接客とサービス ―ファストフッドとテーブルサービス」
・ 「経沢香保子にみる夢の叶え方」(注:起業家として頑張っている女性)
・ 「現代政治と若者の意識」

等々。

今更、参考文献を読めといっても、間に合わないので、そんなことは諦めて、以下をしつこく言っています。

1. とにかく、自分の言葉で、自分の文章で書くこと

2. 自分自身の経験やエピソードや感性を大事にすること。具体的な体験・経験から得たものを大事にし、それを文章にすること(これだけは、他人には絶対書けないオリジナルだと自信をもつこと)

3. その上で、物語を書こうと考えること。レポートも卒論もエッセイも煎じ詰めればすべて「物語」でる。面白い展開のある、欲を言えば読み手にとって、何か新しい発見のあるストーリーを考えること。

以上が出来れば、参考文献など無くても、あまり調べていなくても、何とか合格点を出すつもりですが・・・・・