テレビ電話で英国とつながる。

  1. 今更と言われそうですが、ネットの時代を痛感する日々です。

私はいまだにスマホは苦手です。キーボード入力しか出来ないのでパソコンを愛用しており、妻も主にタブレットでインターネットに対応しています。

 

2.スマホを駆使する人には及びませんが、それでもネットの恩恵は受けています。

(1)今回、茅野市の山奥に2か月暮らしたときも、当地のスーパーが最近始めた「ネットで注文して配達してくれるサービス」を利用しました。

山奥にも届けてくれます。車で山を下りて買物に行く回数が減り、妻は大いに喜んでいます。

(2) 私の方は、普段なら友人と新宿の朝日カルチャー教室に通っている「源氏物語」の講義を、8月と9月はオンラインで受講しました。

(3)便利になったものです。

もっとも、こういうサービスを始めるに当たっては我々だけでは出来ず、長女夫婦の助けを借りました。

3.英国に住む次女一家との「テレビ電話」も便利な機能です。

(1)これも、スタートするには若い世代の助けを借りました。

(2)例年なら夏休みを利用して、一家で山の家にも来てくれるのですが、今年は来られず、代わりにテレビ通話で近況報告を聞き、二人の孫の様子を知ることが出来ました。ピアノも弾いてくれました。

4.英国の学校の新年度は9月からです。

(1)孫息子は12歳で、英国流で8年生、日本では中学の最終学年。孫娘は6歳で2年生、同じ学校に通っています。

(2)12歳の方は、来年9月からは日本で言えば高校生。

どこに進学するか、両親と相談したり候補の学校を見学に行ったりしているそうです。

ウィンチェスター・カレッジという「インデペンデント(私立)・ボーデイング(全寮制)スクール」を希望しているとのこと。

(3)入学できれば5年ここで学びますが、この学校、1382年創立という、とんでもなく古い学校です。日本は室町時代です。

ハンプシャー州というロンドンの南にあり、家からはとても通学できませんが、そもそも全寮制です。「寮生活は、当初は個室ではなく、一部屋に8人が一緒に過ごす」と聞いてびっくりしました。

5.英国の学校制度は複雑で、分からないことが多いのですが、

(1)ホームページを見ると、緑に囲まれたい広い場所に古い建物が並んでいます。

学校の理念としては「伝統を重んじつつ、イノベーションと多様性をモットーとして、生徒それぞれの個性と独創性を育てる」とあります。

(2)両親と本人の希望ですから、老人が口を挟む余地はないのですが、だんだん英国流に染まっていくのかな、と一抹の寂しさは感じます。日本人としてのアイデンティテイを保って生きていってほしいと願います。

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