前回のブログで、オサマ・ビン・ラーディンについて「3年近くビデオに登場していない」というニューズウィークの記事を紹介しましたが、その後、ビデオ声明をアルカイダが発表したとのニュースが流れました。やはり、依然、健在のようです。


今年も、田舎の家にゼミの学生(4回生)がやって来ましたので、記録しておきます。

妻がカレーライスに腕を振るい、私は、近くのごく素朴な温泉に連れていきました。ここは湯質はこのあたりでは最高という地元の評判ですが、観光客はまず訪れません。昔鉄鉱石の露天掘りの現場があったそうで、そのせいで鉄分を含んでいるとのこと。
今は、まことに静かで素朴な露天だけの温泉ですが、戦争中は、鉄鉱石を掘り出すためでしょうか、捕虜収容所もあった由にて、暗い歴史の1こまを担った場所でもありました。


霧が峰にも行って「ころぼっくるヒュッテ」という山小屋で休憩し、そこで彼らと別れました。

ここは、手塚宗求さんという山男が独力で、52年前に山小屋を建て、以来1年中住んで、山を愛し、草花を愛し、この地の自然を守り通しておられます。


私と同じ「日本エッセイストクラブ」のメンバーなので、この日も少し話をしました。

学生君は、
大学生活がたいへん楽しいそうで、もうあと半年でそれも終わり、厳しい実社会に巣立っていくということに、不安と寂しさを感じているように見受けられました。

「今年は、昨年よりおとなしい」とは妻の言葉ですが、そういうこともあるかもしれません。

厳しくはあっても、基本的に彼らを暖かく受け入れてくれる「実社会」であってほしいと願っています。