ksen2006-10-02


秋学期の授業がはじまり、その準備やら何やらであわただしく過ごしており、しばらく更新をさぼってしまいました。


遅くなりましたが、mayさんコメント有り難うございます。実家のお蔵からお祖父様の遺書と遺髪が出てきたという話、心に残ります。
今の私たちに(若い人はもちろんのこと、私のような年寄りになっても)、死を意識して身辺を整理するという心構えがあるかどうか、むしろなるべく元気で長生きしたいという思いばかりが先だっているのではないか・・・そんなことを考えました。


教員の推薦図書コーナーがあるというのは知りませんでした。
たしかに島本慈子さんの本は、戦争を知らない若い人に読んでもらいたいものです。


ただし1冊だけ選ぶというのも難しいですね。


・・・よく「あなたを変えた1冊の本」を教えてください、なんていうアンケートをもらうことがあるが、こんな質問に答えるにはまことに難しい。何冊も何十冊もあるので、その中から「1冊」だけ選ぶという訳にはいかない・・・
こんな文章を誰かが書いているのを読んで、ほんとにそうだよなと納得した記憶があります。


昨年あるいは今年出版されて、今年私が読んだ本の中でも、専門書を別にして、他の方に勧めたい新書・文庫だけでも、『戦争で死ぬ、ということ』の他に以下があります。
・ 『ウェブ進化論』(梅田望夫ちくま新書)――これはブログで何度もふれました。
・ 『丸山昌男の時代』(竹内 洋、中公新書
・ 『社会学入門、人間と社会の未来』(見田宗介岩波新書
・ 『ラテン語の世界、ローマが残した無限の遺産』(小林 標、中公新書
・ 『夏の庭』(湯本香樹実新潮文庫)――これは小説かつだいぶ前に出た本で、ゼミ生に教えてもらいました。


皆さんの場合はいかがでしょうか?