連休を終えて少し休養をするつもりが、あいにく風邪を引いてしまい、本日を含めて今週は学校とアパートを往復するだけの毎日です。

後半には妻が心配して来てくれたので、夕食を食べさせてもらい助かっていますが、それまではいつもの通りもっぱら調理済みの総菜を買ってきています。

写真のサラダ屋さんは大丸のB1にあり、週に1〜2回はお世話になっています。


ここで(だけではありませんが)私がいつも不思議に思うのは、店員さんに注文して、代金を支払い、品物を受け取る・・・という一連のプロセスの間、一言も発しない人が大半だということです。


注文は指で指し示す、「(ご注文の重量より)5グラム超えますがよろしかったでしょうか?」と今風に訊かれても黙って頷く、「大丸のカードをお持ちでしょうか?」にも黙って首を(横か縦に)振る、最後に品物を受け取って(たまに軽く頭を下げる人は見かけますが)黙って立ち去る・・・・


私はなぜか「有難う」という言葉だけは無意識に出てくるのですが、それ以外に「ああ、5グラム超えようが10グラム超えようが、適当で結構ですよ」なんて返事しようものなら、隣に立って注文しているおばさんから、「奇妙な客だこと、若い店員さんに興味でもあるのかしら?」というような目で見られているように感じます。


日ごろ、学生に「コミュニケーション能力」の大切さについて話すことがあり、「有難う」を筆頭にして「挨拶」がコミュニケーションの第一歩という話しをしている手前、いささか考えてしまいます。


こういうところでアルバイトをしているゼミの学生に聞くと、「有難う」といわれるとやはり嬉しい。自分もなるべく言うようにしていると答えてくれるのですが・・・


もうひとつ不思議なこと。
大丸百貨店の錦小路に面した裏の出入り口は自動ドアではありません。

ここで、あとから出ようとする人や、外から入ってくる人のためにドアの取っ手を押さえて待ってくれる人にまずお目にかかったことがありません。

おまけにこちらがそんな行動をとっても誰も「有難う」も言ってくれませんし(たまに会釈をしてくれる人もいないではないが)、まったく気づかずに無視して行ってしまう人がほとんどではないでしょうか。


何となく不思議だなと感じつつ暮らしているのですが、こういう点は、京都も東京も変わりない、大都会だということでしょうか。