asofiaさん、お互いにご無沙汰ですね。セミナーでの基調講演などご活躍の様子はブログで拝見しています。
琵琶湖に面した大津のびわ湖ホールシドニーのオペラハウス(下の写真)を思わせるのではないか、とかねがね行きたいと願っていますが・・・


その前にゼミ生がそちらを訪れるかもしれません。滋賀から通っている女子学生で、「地域とソーシャル・ベンチャー」をテーマに卒論を書きたいと言っているので、勝手にお名前を出して、時間があれば訪問してどうか、と伝えてあります。もし現れたら、ご指導頂ければ幸甚です。

それにしても、mayさんのコメントにもからみますが、大津のオペラハウス(上の写真)もおそらく資金繰りに苦労しているでしょうね。

「お金は天下の回り者」・・・これをどうやって回していくか?とくにお金持ちのパトロンをどうやって、その気にさせて支援してもらうか?日本はここが難しいですね。


だいぶ前ですが、某大企業の社長さんが日経にインタビューで「我々高齢者は、孫に使うぐらいしかお金を使うニーズはないのだから、もっと年若の団塊の世代に使わせることを考えるべき・・」と言う趣旨の発言をしていましたが、これって悲しいですね。
甘やかされている孫に使うぐらいなら、もっとお金を必要としている人が世間にはいっぱい居そうですが・・・


mayさんのシモネッタ、シェークスピア米原万里辻邦生・・と続くと、残念ながら紙数がパンクして、取りあえず、お礼だけ申し述べます。

辻邦生では、私はやはり『背教者ユリアヌス』がいちばん好きかな。『春の戴冠』は東京の自宅にあるので、よければそのうちお貸しします。全集はたしか1冊7000円ぐらいするので手に入れてませんが、大学の図書館での購入検討は如何ですか?


オペラ・絵画・歌舞伎・・・等にある程度の知識があった方が楽しいでしょうが、まあ、それほど高級な教養がなくても、私などほとんど雑学です。

ただ個人的には、雑学の根底に、やはり雑読が大事かなと思っています。

本さえ面白く読んでおけば、だいたいの知識は入ってきますよね。


私の、フィレンツェだのローマ帝国だのの雑知識は、ほとんど塩野七生さんと辻邦生から得たようなものです。
『イタリア・ルネッサンスの文化』(ブルクハルト)だの『中性の秋』(ホイジンガ)だの、訳本を昔は(塩野さんのような面白い本が出る前は)読みましたが、今では何も覚えていません。


こう君もコメント有り難う。
今回は、コメントへのお礼で終わってしまい紙数がなくなりました。
こう君とはまた研究室で話しましょう。