京都新聞文化会議「ソフィア」

十字峡さん、早速にまことに有難うございます。

京都新聞に書いた文章について、ケーセン
(京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク)の浅野さん、
植木さんからもメール有難うございます。植木さんには新聞の写真を送って
いただきました。

これ、新聞のインターネット版にも掲載されており、ひょっとして
以下のサイトを覗いていただければ幸甚です。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/sofia/



また柳居子さんからも[http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200906150000/
ブログ]でコメントを頂きました。
本件は柳居子さんの推薦によって実現したもので、感謝いたします。


「ソフィア」文化会議というのは、京都新聞が適当に人を選んで
(大学の教員が殆どですが)毎週日曜の朝刊に意見・提言を書かせる
というものです。

「京都をテーマに」「反論が出てくるような挑発的なテーマでも
構わない」「読者を考えて、分かりやすいテーマ」をという依頼で、
多少話題性のあるミシュラン京都大阪版を題材に選びました。

大いに反論していただければ、京都新聞も喜ぶと思います。

それにしても、新聞、出版、書籍販売など活字文化の現状は厳しいですね。

上記のように、いまや新聞の記事でもネットで見られる訳ですから、
買って読む必要はますます薄れる。

(書籍販売では、大手の、紀伊国屋丸善ジュンク堂がすべて、
凸版印刷大日本印刷の傘下に入りました。講談社が初の赤字に
なりました。朝日新聞も赤字になりました

1Q84」で新潮社は大入り袋でしょうが)


そういう中でどうやって受ける紙面にしていくか。難しい課題だと思います。
例えば同新聞も、ピーク1200人が居た社員が600人にまで半減した由。
それでも朝刊の公称50万部で地方新聞としては健闘しているようです。


先日、編集局長に会ったときに、読者が中高年中心という話を聞き、
若者が読んでくれるような紙面を考えられないか。


若者は、本当は、メディアからの真面目な・希望を持てるような
発信を期待していると思うので、「社会起業家」「社会貢献」あるいは
CSR(企業の社会責任)」といった切り口で若者の意見や行動を取り上げるようなこと
を考えてはどうか?

と提言したのですが、なかなか難しい、という感触でした。



新聞やテレビで時に感じるのは、実は市民は本当は、もっと質の高い情報を
欲しているのに、どうも「大衆は、レベルが低いから、そんな硬い内容では、
観てくれない、読んでくれない」という思い込みが強すぎるのではないか。


たいへん失礼だが、そういうメディアの作成者自身がレベルが低いので、
皆もそうだと勘違いしているのではないか。


尽力していただいたのでごまをするわけではないが、柳居子さんのブログなど、
市民かつ素人の情報発信のほうがはるかにレベルが高いのではないか・・・・



紙数がなくなり、今回は事実の報告だけですが、16日には「カスタ君の町家」
で損保ジャパンの関さん(CSR・環境推進室長)をお招きして
「社会貢献について考えるー損保ジャパンのCSR
と題して有意義な話を聞きました。


そのあと私は、私事ながら身内の不幸があって、教授会も欠席し、
授業も休講にして、東京に居ります。