不謹慎ながら京都で桜を見ています。

1.柳居子さん、4月3日付コメント有難うございます。
都知事は、たしかにちょっとおかしな日本語ですね。。今回も「某造型芸術大学」なんてあとで書いてしまいますが。

花見の自粛についてのご指摘まったく同感で、実は私は京都に居ります。
ということで、自宅にいるのとは違ってPCに触る時間が短く、あまり長い文章は書けず、もっぱら花やその他拙劣な素人写真ばかり登場します。

当初は桜の時期はもう終わっているだろうと思って来たのですが、今年は開花が遅く、7日、8日の気温上昇で一気に咲き、タイミングが合いました。

人出は例年より3〜4割減とか新聞に出ていましたが、時間を見つけて出かけた、哲学の道醍醐寺もほぼ満開でした。


2.京都では在仏40年の知人が個展を開いていたのでこれも見てきました。
たまたま、地震の直後に一時帰国しています。

今回の悲劇には本当に気の毒で言葉もないが、他方で長年フランスに住んでいる人間からすれば日本はやはり電気をふんだんに使いすぎると思う、便利すぎると思う、という率直なコメントでした。


連れ合いの父親が、生前かなりの俳人で、その方の幾つかの句に版画を添えるという展示もありました。写真は
「花ふぶきの跡、はすかひに道よぎる」という句に添えたものです。

3.哲学の道をしばらく歩いて、いつも立ち寄るカフェで休んで、帰りはバスに乗りました。

優先座席には「この座席を必要とするかたにおゆずりください」という表示がありますが、けっこう混雑している車内に若い女性が2人、周囲にまったく無関心に堂々と・悠々と・楽しそうに座っている光景がちょっと私としてはびっくりしたので思わず無断で写真を撮ってしまいました。

もちろん私が「必要とする」わけでは毛頭ありません。

ただ東京では、最近バスに乗ると、かりに空いていても、優先座席には若い人が座っているという光景はあまり見かけないような気がします。


たまたまでしょうが、京都は若者もこういうことに気にしないというか、おおらかなのかもしれませんね。


某造形芸術大学の1回生のようで「履修要領」を手にもっていました。
私の古巣の大学の学生だったら、もう少し格好つけるんじゃないだろうか。混んでる車内の優先座席に座るなんてダサイまねはしないんじゃないだろうかと、懐かしく昔のゼミ生の顔をあれこれ思い浮かべた次第です。


少なくとも、これが古巣の大学の学生だったら、私の方から、
「君たち、これから日本復興の先兵になってほしい君たちはまず体力が大事だから、バスや電車の中ではなるべく立って、足腰を鍛えたらどうか」
なんて嫌味の1つも言ったことでしょう。