ksen2005-10-19

旧聞に属しますが、7月下旬ニューヨークに滞在した時のこと。基本的には仕事の出張(前回も書いた、今回訪日するマーリンさんとのうち合わせ等)ですが、週末は街を歩き、ヤンキースの試合も観てきました。45ドルの外野席です。エンゼルスとの対戦で、松井選手が9回裏逆転サヨナラの2塁打を打ち、8対7でヤンキースが勝ちました。まわりの観客も大喜びではるばる日本から来た私も大満足。
10数年ぶりにアメリカで野球を観て(昔ニューヨークに9年ほど住んでいました)、昔と変わらぬ・みんながそれぞれのやり方で観戦を楽しんでいる雰囲気を懐かしく感じました。例えば、応援団の指導のもとに、なんていう押しつけではなく、とつぜん幼い子どもが立ち上がって後ろを向いて「レッツ・ゴー・ヤンキース!みんなも一緒にやってよ」と可愛い声を張り上げると、おのずと声があちこちから上がってくる・・・というような自然発生の盛り上がりは気持ちのよいものです。昔と変わったと感じたのは、開始前の国歌(星条旗よ永遠なれ)の斉唱に加えて、7回にも全員起立させられて、第2の国歌といわれる「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌わされたこと。これも9.11(同時多発テロ)以降の国家意識の現れだろうか、とこの点はやや複雑な気持ちでした。