ksen2008-06-07


柳居子さんお立ちより有難うございます。

大統領選挙とアメリカのメディアについてのご照会ですが、私も正直言ってよくわかりません。
私が、覗くのはニューヨーク・タイムズで、同紙はご承知の通り、
民主党支持ですから、記事にやや偏りがあると思います(同紙はNY選出上院
議員ということもあってヒラリー支持を表明していました)。


他方で、覗いたことはありませんが、中西部や南部など共和党の強い地方のメディアはこちらの報道に力を入れていると思います。

何れにせよ、州によって、地方によって、人種によって、「階級」によって支持基盤が異なる(しかも、自らの旗幟を鮮明にする)
というのは、多様な国アメリカのアメリカたる所以だろうと思います。


「イノダ」の話ですが、毎朝40年というのはまさにキャリアですね。


当方は、週に1回程度、10年ですから比較になりません。
(もっとも、本店の他に、三条店、京都駅店にもよく行きますが)


「イノダ」については、私もたびたび書いているので繰り返しになりますが、
面白い場所ですね。

「面白い」と思うのは以下の諸点です。


1.365日1年中、朝7時から開いていること
・・・いつでもやっているというのは大事なことだと思います
思い立っていつでも行けるのですから。私は年末年始は東京で過ごすので経験ないのですが、一度はぜひお正月に行きたいと思っています。

2.サービスの良さ
・・・とくにお客との距離感がいいですね。
おなじみでも、観光客でも、同じように接している(ように見える)。そこが気に入っています。これは、本来、江戸の文化ではないかと思っているのですが・・


3.店舗展開に血道をあげない。
・・・もちろん従業員の処遇の問題があり、徐々に店舗を増やしていますが(今年、東京の大丸にも出店)、かなりスロー・ペース

4.店の雰囲気あるいはデザイン
・・・これは妻のコメントですが、自分の家の居間にいるような気分になる。
先代の猪田さんはプロの画家だったそうですが、その影響もあるかもしれません。
ちなみに、猪田氏は、昔、京都文教短大で絵画の授業をもって居られたそうです。


5.最後に、これが実に面白いことですが、「イノベーション」がほとんどないということ。

店のつくりもそうですが、メニューもほとんど変わっていないのではないか。

私は、いつも735円の「ロールパンセット」というのを朝食に注文しますが、これ、ロールパンに小さな海老フライが挟んであり、サラダが添えてある。
それに、例の独特のコーヒ。


このメニュー、私の同僚の奥様に以前聞いたことがあるのですが、彼女が何十年も前に、京都の女子大生だったころからある、メニュー
だそうです。

とくに、宣伝したくなるほど、おいしいというわけでもないだけにまことに、面白いと思います。