母校の中学の入試問題や制服の思い出など。

1. 暖かくなったり寒くなったりですね。本日は東京も雪(先日ほどの大雪ではなさそうですが)。
仕事のある人たちと違って申し訳ないことに家の中に引きこもって、せいぜい書物とPCを相手にしております。
海太郎さん、オージー・ジョークの紹介有り難うございます。
まさに「苦境にある自分を笑い飛ばす」ですね。


2. ユーモアは自分を笑うのがいちばん大事ですが、同時にいちばん難しいですね。
まして他人に笑われると、なかなか素直に反応できません。
中高の仲間がグループ・メールでいろいろ情報(母校や学校時代の思い出話、映画、旅行等々)を交換していて、私はリストに名前が載っているだけで発信はしませんが、なかなか参考になります。

先日は、ベトナムで作成された日本紹介のユーチューブ「日本、不思議な国」の日本語版を教えてもらいました。
http://www.youtube.com/watch?v=VLrKTVbGbFw&feature=share

「日本は経済的に豊かだが、幸福な国だろうか?」というメッセージで、これがユーモアかな?とこの・やや否定的なトーンにさほど愉快にはなれません。
しかし、こういう風に日本を見ている向きもある、とは知っておいた方がよいかもしれません。

このサイトを作ったのは田中賢一というグラフィックデザイナーだそうでFBも登録しています。
http://www.facebook.com/kenichi.tanaka
自己紹介によると、サンフランシスコの芸術大学に留学中、卒業制作としてこの映像を作り、インターネットで100万人以上が見て、アジアの賞をもらったそうです。


3. 中高のグループ・メールの話に戻ると、いまは私立中学の入試シーズンですが、今年の母校の中学入試の理科にこういう問題が出たという情報もありました。

問題「右図(省略します)は99年後に誕生する予定のネコ型ロボット『ドラえもん』です。この『ドラえもん』がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。理由を答えなさい」


私は理科はまったく苦手で、なかなか答が出てきませんが、同窓生には優秀な人がいて、早速、彼らが考える解答が寄せられて面白かったです。


4. 解答の方は後ほどにして、
最近、制服についても話題になりました。

もともとは、某君が、最近の母校の学生は制服(あることは有るが)を着ない。いろいろ、まちまちな服装で、おまけに茶髪だったり金髪だったりする。
規律に厳しい学校もあるだろうが、母校はまことに緩やか、自由放任である。
いろいろ意見があるだろうが、制服姿の後輩を想像した時と比べると、親しみを感じにくいのはどうしようもない・・・・というような意見・感想でした。


たしかに、麻の葉をあしらった黒いボタンの制服で特徴があり、愛着ひとしおの気持ちはよく分かります。
当時、母校には旧制中学時代に作られた第2校歌というのがあって、
「僕は〜〜の5年生。胸に5つの黒ボタン」
「君は〜〜の4年生。燃えるエンジのセーラー服」とよく歌いました。


ただ当時、母校の制服には黒いサージの冬服と淡色のかすりの夏服と2種類ありました。
私は家が貧しかったので、母親に夏服を買う余裕はなかったので、夏は制服なしの白いシャツ姿で通学しました。
(私だけでなく、他にも居たと思います)・・・・

ですから、当時から、制服を持っていない生徒は無しでもいいよ、というぐらいの大らかさが、あの学校にはあったなあと懐かしく思い出しました。


制服論議で長くなりましたが、某君の以下の思い出話も心に沁みました。

「・・・それで思い出したが、高三のとき、中央線の電車で老齢のご婦人に席を譲ったところ、私の息子も麻布だったのですが、二人とも戦死しましたといわれ、返す言葉が出なかったこと・・・・」

もちろんこの方は制服を見て、学校が分かったわけですが、私たちが高校三年といえば、昭和31(1956)年。まだ、そういう時代だったのです。


5. 最後に、先ほどの「理科」の問題ですが、正解は知りません。
某君が小学6年生のお孫さんに訊いたら
「遺伝子を持っていない」と答えたそうです。
立派ですね。私は無智だから、言われてみて「そうだよな」と膝を打ちました。

因みに某君自身の考えた解答は
「生物は親から受け継いだ遺伝子を利用して、自分を再生する能力を持っています。ドラえもんにはそのような能力がありません」
とのこと。
なるほど。
そこから、お祖父さんとお孫さんの会話がさぞ弾んだことだろう
とほほえましく想像した次第です。