ラグビー・ワールドカップをTV観戦しています。


1. 海太郎さんコメント有難うございます。5年ぶりの英国、3年ぶりの海外への旅ですが、やはり年相応にくたびれますね。これが最後かなと思いつつ、明日にはもう帰国となりました。
いまは、当地時間の土曜日(19日)の夕方6時前、娘の家でテレビを観ながら、ラグビー・ワールドカップを観戦しています。昨日から始まりました。
試合は日本代表対強豪南アフリカ。日本が先取点をあげてあわやと思わせましたが、すぐに逆転されました。しかしいままでのところ善戦しています。
英国はラグビー発祥の地ですから、新聞などのメディアも大いに話題にして盛り上がっています。しかも今年は、イングランドは優勝候補の1つとのこと。
激しいスポーツなので1つの試合が終わると長い休みがあり決勝は10月後半と1ヶ月以上かかります。
日本はアジアからの唯一の代表チームで、優勝する賭け率は1000対1ともちろん絶望的で、過去にもまだ1勝しかしていない由。
それでも、日本から大勢の応援者が詰めかけています。

実は、その中に、身内の若い夫婦がいて、日本の長い連休を利用してやってきました。昨夜は私と一緒にロンドンの娘のところに泊まり、大いに話に花が咲き、本日、試合のあるブライトンというロンドンから車で1時間半ほどのスタジアムまで娘が車で送っていき、私も同乗して、これから観戦する2人を球場近くで下ろしていま家に引き上げて、テレビの前に座ったところです。

2. 日本の安保関連法案の報道はネットでみることができますが、遠い出来事のようで、忙しく動き回っていることもあり、多少の時間があれば、こちらの新聞やテレビに接しています。

TVでは何といっても連日、難民関連(とくにハンガリーの対応)と労働党の過激な・新しい党首の話題で持ちきりです。
前者は日本でも報道されているでしょうが、詳細な、かつ現場からの生々しい映像がなことに悲惨です。これは日本ではなかなか見られないでしょう。
後者はコルビーという、英国を1970年代のサッチャー以前に戻そうという超左派の主張で、彼の主張する、もう一度公営企業の国有化を図ろうとか富裕層への高課税を
「コーベノミクス」
と呼んで解説しています。

また、コスビーさんが、第二次世界大戦の戦死者の追悼式に出席して、「ゴッド・セイブ・ザクイーン」の英国国歌を歌わなかったとか、労働党が分裂するのではないかとか、連日、ほぼトップ記事で取り上げています。
あとよく出てくるのは、米国の大統領選挙の共和党候補に名乗りをあげる、こちらは超右派のドラルド・トランプでしょうか。
日本はあまり話題になりませんね。


こちらも米国の話題ですが、ニューヨークにありアメリカを象徴するような超有名ホテルであるウォルドルフ・アストリアが、20億ドル(約2000円億円)で中国人の実業家が買収したというニュースでしょうか。
田舎にある娘夫婦の友人の家に2泊したのですが、英国人のご主人は「信じられない。まさにクレージーとしか言いようがない買収だ」と言っていました。
この英国人の家で読んだタイムズは、買収が終わった後日談の記事ですが、秋の国連総会でオバマ大統領がニューヨークに来るといつも泊まるのは、ウォルドルフ・アストリアの「大統領用の特別スイート・ルーム」でしたが、今回から、中国のスパイ盗聴行為を懸念して、このホテルに泊まることをやめた、という記事です。

3. ところで、ブログの原稿を書きながらTV観戦しているうちに試合が盛り上がり、PCはそっちのけで娘夫婦とTVにかじりつき、
もうご承知でしょうが、大熱戦の上、何と日本代表チームが優勝候補の1つ・南アフリカを破りました。
しかも最後の数秒でトライに成功して逆転するという、まさに劇的な勝利です。
TVの前で、我々3人も興奮しましたが、球場にいる、はるばる日本からこの試合のためにやってきたファンは、私の身内2人も含めて大興奮でしょう。
これからブライトンから電車に乗って、帰ってきてこの家にもう1泊します。

いまは午後7時半、11時にはダイジェストをやるというので、それまでには帰宅すると思うので、今夜は遅くまで夜通し、日本の勝利の話しで盛り上がりそうです。
TV観戦の3人組はそれほど詳しくないので、2人の大ファンから、ダイジェスト番組を一緒に観ながら、いろいろ解説してくれることでしょう。
楽しみにしています。