1. 突然ですが、台風と大雨で被害もあちこちに甚大な日本国を離れて、英国に来ています。
高校時代の友人&義兄との老人の二人旅です。
10日(木)の午前中に成田を発って当日の夕方に到着、11日(金)はあっという間に終わって、いまは現地12日(土)の朝10時です。
旅先ですから簡単ですが、以下記録です。
2. まずは娘一家の住まいに転がり込んだところ。
ロンドン市内への通勤圏ですが、オタショーという小さな村。道路に出ると車の往来は激しいですが、一歩住まいのある地域に入ると、森と緑の草地に囲まれた田舎です。
住まいは古いマナーハウスを切り売りして何十家族もが住んでいて、娘一家は長屋のような建物の一角に住んでいます。
11日は幸いに好天でしたが、朝、庭(といっても旧マナーハウス全体の庭です)に出ると草地にもやが立ち込めていました。晴れるとその先にロンドンの建物が遠望できる由。
3. この日は平日ですから朝、ナーサリー(保育園)に連れていくという親の車に便乗して、序でに通り道になるチェバブという小さな、しかしきれいな村を通り、農場に付属するショップにあるチーズ専門のコーナーを覗いて夕食用に味見をしました。連れの・もう1人の老人曰く「日本で言えば、漬物屋かな」。
安くて・おいしいチーズの種類が豊富です。自分でフランスやスコットランドに買い付けに行くそうで、
「フランスでは、フランスの数ほど違う種類のチーズがある」と言った人がいたが誰だたかなと考えました。
4. そのあとは、在英40年以上の旧知の日本人S夫妻が近くに住んでいるので、付き合ってくれました。
オターショーと似たような、ヴァージニア・ウォーターという村にある、行きつけの・落ち着いた・古いパブで昼食(フィッシュ$チップス)のあと、
彼らが長年会員になっているウェントワース・クラブの会員専用のラウンジでお茶を飲み、
そのあと、ウィンザー城やテームズ河をはさんで位置するイートン校を眺めたりして夕方帰宅しました。
帰宅すると、隣の家から「一緒にバーベキューパーティをやろう」という申し出があったそす、もう1組の夫婦にも声をかけて庭でパーティ。
肉を焼き、朝買ったチーズを賞味し、ワインを開け、喋ったり、歌を歌ったりと遅くまで賑やかでした。
まあ、これが英国人の普通の暮らしかどうかは知りませんが、東京に長年住んでいても隣人と一緒に庭で食事をするなんて機会はほとんどありません。娘の話ではしょっちゅうやっているようで、皆さん、初対面の異国からやってきた老人2人に対してもまことにフレンドリーでした。
まあ、娘の話しでは異国人だから気兼ねなく付き合う面もあるようで、これがお互いに、英国人同士だったら、階級社会でもあり、環境や育ちが違ったりして、なかなか難しいようです。
多民族が交じり合う社会というのは、そういう意味では、オープンな交流を進めるという意味でも、閉鎖社会よりメリットがあるのだろうなと考えました。
というようなことで、周りに3歳半のいたずらっ子が騒いでいる雰囲気ですから、落ち着いて考える時間などとてもなく、取り敢えず、旅での初日を記録するだけです。
最後に、ウェントワースは、英国でも有数の名門のゴルフコースのあるクラブです。ロンドン滞在中は、思い出すのも嫌になるぐらい下手くそなゴルフをここでも何度かやりましたが、日本から出張で来られる方々にとっては合間の週末にここでゴルフができて感激された方が数多く居られました。
昔のままのスタートの1番ホールは美しい眺めでよく知られています。
多少は懐かしくも思いました。
そのウェントワース・クラブですが、Sさんの話では、
最近、中国人の実業家が200億円ほどで買収したという話しでした。
昔バブルの頃は日本企業がのロックフェラー・センターのビルを買収して、
ニューヨークの象徴のようなビルが日本人の手に渡った、と大いに話題にもなり、批判もあった時代がありました。
変われば変わるものです。