- 先々週は妻と交代で運転して田舎に行き、帰宅してからの先週は東京で、平日の4日を電車とバスで病院に通いました。
(1)この年でまだ運転を続けるのは悩ましいですが、田舎家ではどこに行くにも車は欠かせません。
(2)無理や不要不急を避けるために注意しているのは、
・都内では私はまったくやらず、妻もたまに利用するだけ。
・蓼科―東京往復と、蓼科現地で使うのがメイン。
・夜間や雨の日や人混みでの運転は可能な限り避ける。知らない道も走らない。
(3)高速を走るのは中央自動車道だけで、ここの道路事情はよくわかっています。
スピードは出さす、追い越し車線に出ることもほとんどありません。
(1)1960年代当時のテキサスでは「自動車教習所」はなく、電話すると教員が家に来てくれて、運転席に座らされ、いきなり路上で運転させられました。すぐ高速(ハイウェイ)も運転しました。数回の訓練のあと、実地試験だけで免許がもらえました。
(2)そのとき教員に、「車間距離が最重要で、これだけは気を付けろ」としつこく言われました。
(3) 日本で運転して、高速道で車間距離を空けない車が、とくに追い越し車線で多いのには驚きます。アメリカでの厳しい忠告を思いだして、いつも気になります。
3.先々週に往復したときは、帰りは好天でした。
(1)行きは、東京を出たときは曇りでしたが、途中から雨が降ってきました。幸いに車の数が少なく、助かりました。
ホンダのフィットという大衆車ですが、安全装置がいろいろついています。
速度を一定にセットする装置もあるので、81キロに設定してゆっくり走りました。
(2)中央高速はいつも高井戸で乗って諏訪南で降りますが、この間約160キロ、ずっと上りが続きます。
中央高速道の最高地点・標高1000mの場所も通ります。
(3) 急な登りでは、2車線のさらに左側に低速車用の道路が何か所か設置されています。
例えば、笹子トンネルに入る直前、山に向かって登っていくところなどです。
この車線は、「登坂車線」および「ゆとり車線」と呼ばれています。
私は、英語表記の“slower ”から、制限速度(通常80キロ)以下で走る車のための道路と理解していて、大型トラックや軽自動車が利用しています。
4.この特別道路を通るたびに、いつも「面白い呼び方だな」と感じます。
英語の表示は「slower traffic lane(他より遅い車の車線)」です。「~より遅い」の「~」が必ずしも明確ではありませんが、言いたいことはよく分かります。
日本語だって「低速(車用)車線」とあれば英語と同じ表現になり、誰もが理解できると思うのですが、そこを日本人はそうは言わない。
どの車線の車も「登坂」しているのに 「登坂」だの「ゆとり」だのという名前を付けるのは、物事をはっきり言わない習性から来ているのでしょうか。
こんなことを面白いと思うのは私ぐらいでしょうが、関係あるかなと思ったのは、
(1)「思いやり予算」という言葉と、
(2)今年のノーベル物理学賞を受賞した気象学者真鍋淑郎さんの言葉
の2つです。
(1)「「思いやり予算」とは、在日米軍の基地駐留経費のうち「日米地位協定」に規定のない、年間約2千億円の日本の追加負担のことです。この言葉遣いが私には面白い。
(2) 次に真鍋さんですが、プリンストン大での記者会見で「なぜ米国籍を取ったのか?」と訊かれて、以下のように答えたそうです。
―――「日本の人々は、いつもお互いのことを気にしている。調和を重んじる関係性を築くから」と述べ、さらに、
「(調和を重んじるのは)お互いが良い関係を維持するために重要です。他人を気にして、他人を邪魔するようなことは一切やりません」
「だから、日本人に質問をした時、『はい』と言う答えが必ずしも『はい』を意味するわけでなないのです。実は『いいえ』を意味している場合がある。なぜなら、他の人を傷つけたくないからです。他人の気に障るようなことをしたくないのです」
・・・・その上で、真鍋さんは、「アメリカではやりたいことをできる」と語る――(ハフポストの日本版サイトから)
5.いろいろ詰まらぬ話で失礼しました。