更新が遅れ気味です。
いわゆる大型連休は暦通りで後半は八ヶ岳山麓で過ごしたのですが(前回の写真はその時のもの)5日休むにあたっては、4月28(土)・29(日)の両日は出勤という冴えない週末でした。
連休を終えて京都に戻ってからも、やや時間に追われています。

昨日(10日)は、同志社大学で「社会起業家は社会をどう変えるか」という題目で90分の話しをしてきました。政策学部の必修の1つだそうで、2年生200人ほどの授業でした。うちの大学の学生に失礼なので、あまり比較などはしたくありませんが、私個人にとってはたいへん貴重な経験でした。


内容は任せるが、分かりやすい話ということと、少しでもキャリア構築につながるようなメッセージをという2つの注文がつきました。


「ソーシャル・アントレプレナー社会起業家)」とは何か?なぜ今注目されているか?どういう役割を担うか?といった話しを事例をまじえてしゃべり、キャリア構築にからんでこれからの選択肢ということで以下に触れました。


1.「ソーシャル・アントレプレナー」を目指す。
2.社会性と事業性の両立を図っているような会社・NPO(「社会的企業」)で仕事をする。
3.普通の会社に入って、企業文化を変える努力をする(例えば、アイフルを変える)
4.「ソーシャル・アントレプレナー」あるいは「社会的企業」に興味と関心をもつ→出来る範囲で支援する(例えば、1冊200円でホームレスが街頭で売っている「ビッグイシュー」を買うことでもよい)
5.関心も興味もない。


この中で、たぶん、3の選択肢がいちばん難しいかもしれません。固有名詞を出して恐縮ですが、アイフルのような会社の文化を変えるなんてことが出来るものでしょうか?

最後に、自らの「ロール・モデル」を探すこと・学ぶとも大事ではなかろうか、ということで、同志社の場合は、何と言っても創始者新島襄がいるではないかと語り掛けました。
写真は、1ヶ月前に彼のお墓に参った時に撮ったものです。京都東山の山麓にある同志社共葬墓地の奥まった一角にあり、哲学の道のさらに山側、結構きつい登りです。この年ではそろそろしんどいなと思いながら、今年もお墓参りをすることができました。