昨日、塩野七生さんの『ローマ人の物語』最終巻が発売されました。
・・ローマはいつ、どのように滅んだのか・・・「ローマの滅亡」という世界史上最もスリリングな事件の解明に新しい視点で挑む!・・という新聞広告をみつけて早速購入です。
毎年1冊、15年かけてついに完成。
第1巻が出たとき、私はシドニーに勤務していました。銀行の仲間が出張してくるので「何か日本から買ってきてほしいものがあるか?」と親切に照会があり、ちょうど出版されたばかりの本書を所望しました。
以来15年経ち、シドニー・東京・京都(宇治)と勤務地を変え、読書の1人である当方も塩野さんとともに年をとりました(たまたま同年です。シドニーでご一緒した尊敬する某三菱商事顧問は日比谷高校同期とのこと)。
冬どきに出るのですが、私は翌年の夏休みにゆっくり読むのを楽しみました。
しかし、この第15巻「ローマ世界の終焉」は夏まで待ちきれないという気持ちでいます。
読書といえば、この方に教えてもらいましたが、ブログ上にバーチャルな本箱を作るというアイディアがあるそうです。
彼女も早速作って披露していますが、私もこういう下らぬ「遊び」には大いに興味があり、早速、ほんの30冊だけですが作ってみました。
ちょっと格好をつけて英語の本が多いのですが、理由の1つは、表紙がみえるように並べるには題名が大きく印刷されている書物の方が見て楽しいということ、もあります。
週末だというのに、ひとり研究室に出てきて、こんなことで時間を過ごしているのですから、なんて無駄な時間を使っていることか、ひとり侘びしそうだねと同情してくれる人もおられるかもしれません。