大学は一斉の夏休みに入りました。
この10日間ほどは、事務局も誰もいませんし、残念ながら学生諸君もキャンパスに入ることができません。

私も長野県茅野市にある「田舎の家」に過ごす時間が多いです。
大学教員にとって、夏休みが比較的長いのが、数少ない恩典でしょうか。
もっとも、この間にこそ勉強をして、論文の1つは書かないといけないわけです。

昨年は、「ジャック・ウェルチにおけるCEOの思考と行動―アメリカにおける「成功」と「競争」の理念」と称する、題名だけ長たらしい、まあ論文を大学紀要用に1つ書いたのですが、今年はどうなるか・・・


夏休みというのは、私にとっては短期間ながら「日常から非日常へ」の転換になります。

それは例えば
1. ひごろひとりで暮らしている京都の日々から、普段会えない人たちに会う時間へ・・・
2. 普段は読めない本を読んだり、聞けない音楽を聴いたり、ゆっくり・ぼんやり考える時間を過ごす・・・
3. 普段なかなか行けない場所を訪れる

というようなことでしょうか。

3で言えば、今年は、生まれて初めて、上高地に行きました(写真)。
田舎の家から片道2時間半ほどですから日帰りです。

大正池河童橋のあたりを歩いて、山を眺めて、「上高地帝国ホテル」で、今までの人生でいちばん高価なカレーライス(2400円)を食べました。


道路が良くなったこと(もっとも昔は知りませんが)にも感心しましたが、歩く道にごみがまったく落ちていないのにも感心しました。

それだけ私たちのマナーも向上したということでしょうか。それと、そこに何も落ちていないと、他の人も見習うのでしょうね。自分から率先して汚すほどの悪(わる)はいないでしょう。

ごみ箱も設置していないので、自分の出したごみは自分で持って帰る。従って、ゴミ箱にごみがたまって、あふれて・・・というような状況もありません。

そんなこともあって(もちろん天気も良かったことが大きいですが)気持ちよい一日を過ごしました。