柳居子さん、コメントいつも有難うございます。ご指摘の通り、この新商品、売れるか
どうか分かりませんが、
若者の提案をまじめに受け止めてくれる企業姿勢は嬉しいですね。
昨日のKSEN(京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク)会合にも黒幕子さんとともにご出席、報告を頂き、
感謝しております。
今回のゲストは、大阪から現れた大橋正伸さん。
しのぶ庵という67年続くそばやの3代目。いまは大阪を中心にそばだけでなく、7店舗を展開。
「伝統食文化の継承と伝承」をモットーに、講演会活動、食育イベントなど実施。
他方で、今年NPO法人「大阪維新会」を立ち上げ、中小企業のネットワーク化を図り、
「仲間の夢をプロデュース」を方針に、現在、会員50名とのこと。
「夢を語れば、夢が広がり、加速する!」を熱く語る30代の若者です。
「関西元気人シリーズ」の9回目ですが、いままでとちょっと違って以下のようにユニークな会合
だったと思います。
1.18名ほどのうち初参加が多かったこと。かつ柳居子さんのようなケースを別にして若い人
が多かったこと(うちの大学の1回生も2名初参加、「面白かった、大学にいては絶対に
会えない人に会い、話を聞いた。中小企業の社長さんがこんなに身近につきあえるとは
思えなかった」というコメントでした)。
2.今までも、若いゲストに何人も話してもらいましたが、彼らはどちらかと言えば、
社会起業家の卵というか、問題を解決したいという「想い」がまずあって、しかし
課題も山積して 苦労しながら頑張っている、というケース。
3.それに対して、大橋さんの場合、もちろん、苦労も多いでしょうが、3代目ということで
ある程度のベースはある、何より「ビジネス」として成功したいという意欲・夢が強く感じられる。
実積もきちんとあげており、この不況下、昨年初めて大学卒を採用、来年は6名採用とのことで
立派です。
小さい時は「あかんたれ」だったそうで、(この意味、東京人の私は知らず、若者に教えてもらいました)、
大学卒業後、大手の証券会社でトップセールスマンになったが、あとを継ぐために退職、アメリカ西海岸
に短期滞在したりして、経験も積み、「夢」の実現に取り組んできた・・・
こういう30代の青年が若い人の関心や興味を惹くようで、当日は、京大の院生などからも
かなりの好評でした。
まさに「元気人」でしょう。
柳居子さん・黒幕子さんの終わったあとの感想、「大阪ですなあ―」、は言いえて妙ですね。
大橋さんや、初参加の何人かと名刺交換をしましたが、
名刺の存在やデザインやだいぶ変わってきたなと面白く思ったところです。
その数日前に、さわやか福祉財団の堀田力さんと名刺交換し、「名刺両面大作戦」と書いてるのに
興味を惹かれました。
例えば、表に、「〜会社営業課長」を書いてあれば、裏には「NPO法人〜〜事務局」と書いて
あるような、
そんなライフスタイルを送ろうではないか!というメッセージのようです。
日本の企業社会・企業文化がそれだけの余裕を許すかどうかは分かりませんが、これもまた、
若者を大いに惹きつける生き方のように思えました。