KSEN(京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク)とツイッタ

さわやかNさん、柳居子さん、有難うございます。
なるほど。
ガンジーマンデラ、ケマル・アタチェルク、日本人では
織田信長ですか。
ふむふむ、面白いですね。

もっともコメントの考察も含めてリンカーンのフォローも次回以降ということで、
今回は急ぎの報告、11月8日KSEN(京都ソーシャル・アントレプレナー
ネットワーク)のイベント、テーマはいま話題の「ツイッター」です。


1. まず、田中美貴子さん、柳居子さん、ご参加および報告有難うございます。
http://mikko-t-0513.blog.eonet.jp/default/2010/11/post-ca6d.html
http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/201011090000/

このお2人は毎日ブログを更新しておられるので、怠け者の当方は
とても追いつきません。

2. 今回の講師は、運営委員でITアドバイザーなど多方面で活躍中の
加藤和子さん。
テーマは、「KSEN的ツイター活用入門」。

3. 今回の特徴としては、以下があげられます。


(1) 新しく移転・開店した「カスタくんの町家(おうち)」での第1回
イベントであること。

(2)「KSEN的」と銘打つのは、2006年10月20日の「KSEN的マネー
ライフ」(高橋正道講師)以来であること

(3)加藤さんの登板は2回目。1回目は、2005年7月7日の「京(今日)
からはじめるブログ講座」で、これを契機に、運営委員が一斉にブログを
始めてまだやめた人が居ないという状況にあること。

(4)因みに、ひょっとしてこの2つの
過去のイベントに多少興味のある方は、「KSEN活動報告」を
KSENのサイトにアップしてありますので、PDFでご覧ください。
http://www.ksen.biz/modules/news/article.php?storyid=34
(2)は20ページ、(3)は14ページです。


4. 参加者は、いつものように老若男女。当初は16名、最終的には20名。
新しい「居場所」はこのぐらいなら十分収容可能のようです。


5. 加藤さんの報告内容を要約すると以下の通りです。

(1) ツイッターとは?
・記事が即時にウェッブ上にアップされるマイクロ・ブログサービス
・1回の投稿は140字まで
・読む(フォローする)と読まれる(フォローされる)関係
・ブログが日にち単位とすればこちらは時間単位
(因みに「この両者は、両立する」と)
・どう使うはまったくユーザーの自由
ツイッターとは本サービスを提供している会社の名前でもある。
2006年設立のベンチャー企業で本社はカルフォルニア
http://twitter.com/about

(2) ツイッター社に限らないが、こういうITソーシャル・メディア企業の
哲学として特徴的なのは、
・オープン・ソース:特許などで情報を囲い込まない。無償で技術を提供する
ことによって、共有化や共同開発やノウハウ・アイディアの提供を
歓迎する思想。
・出来る限りフラットなネットワークを構築したいという思想。
起業家精神とモラルの順守

(3) 使うには?どのように使っているか?
・便利な使い方ガイドがいっぱいある
例えば、ツイッター・ジャパンhttp://twitter-japan.jp
参加するのも、無料でユーザー登録するだけ。

・普通の個人、各種団体、行政、学校、企業、メディア、研究者、政治家、
著名人など、いろんな情報発信、使い方がある。

(因みに、運営委員の1人である伊藤さんは目下、大学3回生ですが
「就職活動にスマートフォンは必携で、企業からの説明会情報等は
ほとんど
ツイッターで流れる。即、対応しないと閉め切られてしまう」とのこと)

・京都であれば、寺社仏閣からの情報提供、イベント情報、
本屋さん(恵文社)の書評、等々面白いのがたくさんある。

・また例えば、中国のノーベル平和賞受賞者の奥さんがツイターで
情報発信している。政府も技術的にブロック出来ないらしい。これを
ボランティアが各国語に翻訳して流している。

(4) もちろん、「アダルト系」を含めて、悪質なものも山ほどある。
誹謗中傷もある。
   但し、加藤さんに言わせると、「きわめてオープンな性格が
幸いして、チェック機能がある程度働くので、徐々に減っていくような傾向
もある」と。「良貨が悪貨を駆逐する」という、梅田望夫さんが
「ウェブ変化論」で述べた楽観論を思い出しました。



6. 最後に、加藤さん自身の感想。

(1) 始めてまだ4カ月だが、いまや、すっかりはまっており、
こうやって講師を務めることが出来るほど知識・経験を積んだ。
(2) まずは情報収集のツールとして役立っているが、それだけでなく「
ゆるいのに奥が深い」と思う。
ツイターを読んでいると「文は人なり」ではないが、「ことば」から人柄が
見えてくる。
(3) 何といっても、ツイッターを通して、「世の中には実に、いろんなことに
詳しい・いろんなことをやっている・いろんな情報を持っている・いろんな
意見を持っている人が多いことが分かり、人間って面白いな」と
つくづく思う。

7. そもそも加藤さんが、ツイターを始めた経緯が面白い。
・・・・「キッチン・カフェ」をやっている友人がいて、彼女から
「日替わり定食」のメニュー(「今日は〜です」)をネットで流したいが
ホームページやブログをやる時間もないし厨房にはPCを置くスペースがない、
何かいい方法がないか?」と相談されて、そこでツイターを勉強する契機に
なったとのこと。


ということで、皆さんがどういう感想を持たれたかは
分かりませんが、参加者の中には、創業が享保年間という古い
京料理の店「割烹松長」の若女将や、掃除の手伝いを請け負う「おそうじ本舗」
という組織の方も居て、いろいろと活用ができるのではないでしょうか。


今回のイベントが多少、お役に立てば幸いですし、「KSEN的」な活用を
期待したいと思います。


加藤さん、有難うございました。