2015-01-01から1年間の記事一覧

「沖縄県知事の琉球語」と日本語がある幸せ:「国境の長いトンネルを」

1.いまの日本の政党の名前はどうも名は体を表さないのではないか、与党はリベラルでもないし、そうかと言って保守でもなかろう(これは頂いたコメントですが)、と前回書きました。 異論のある方も居るでしょうが、政権与党の変質を感じている人も少なくない…

日比谷公園の薔薇と「保守主義」とは

1.前々回のブログへの arz2beeさん十字峡さん前回への真正保守主義者さん、お礼が遅くなりましたが、いつも貴重なコメント有難うございます。 arz2beeさんの「自由に物が言いにくい感じが増してきました」には共感しますが、これこそまさに「リベラル」の対…

ああ皐月と「リバティ」から「自由」へ

1. さわやかな五月、新緑があざやかですね。 ただ早くも真夏のような日が続き、少し眠くなります。 「ああ皐月(さつき)、君は雛罌粟(こくりこ)、我はこっくりこ」と馬鹿げたパロディを考えながら散歩しています。 「ああ皐月(さつき)、仏蘭西の野は火…

英国の総選挙と、英国の自民党と・・・

1. 十字峡さん有り難うございます。まさにその通りで「笹離宮」の理事長さん(薬品会社の社長)は安井先生の紹介で京都のHさん宅にお邪魔したと言っていました。連休は田舎でこんな風に過ごし、白樺やカラマツの新緑は日に日に濃くなり、八ヶ岳と青空は連日…

憲法記念日に蓼科物語

1. 1週間に1度は更新をと心がけていますが、先週(4月26日)はペリリュー島で戦った中川州男大佐の悲劇を書いたのがフェイスブックとの連携がうまく行きませんでした。悲しい話なのでFBが避けたのかもしれません。 本日は、GWの最中とあって老夫婦で八ヶ岳山…

天皇皇后慰霊の旅とペリリュー島の中川州男大佐

1. 柳居子さんarz2beeさん我善坊さん貴重なコメントまことに有り難うございます。 昭和天皇についての評価は難しいですね。 この問題に深入りするつもりは今回ありませんが、10年前に学会誌に発表した論文に、村井良太駒澤大学教授は、 「研究の進展は著しい…

ヒラリー・クリントン「私は、そういったチャンピオンになりたい」

1.散歩先の1つである東大駒場キャンパスはいま八重桜が美しく咲いています。 4月は年度替わりで、4月〜3月というサイクルが長く習性になっていた元学生・元勤め人にとってはお正月よりも4月に新しい年の始めという気持ちが強くなります。日程を入れる手帳も1…

『<辞書屋>列伝、言葉に憑かれた人びと』(田澤耕、中公新書)とOさん

1.我が家の小さい桜も散ってしまいましたが、隣家のなしの花は桜とほぼ同時に咲き始め、まだ咲いています。お隣に感謝しつつ書斎の窓から眺めては楽しんでいます。 花を愛でるだけでなく、友人のOさんが送ってくれた掲題の書を少し遅れましたが読み終えまし…

葉桜の季節にプーチンの「ハイブリッド戦争」とRTの活躍

1. 前回は、職場でガムを噛むことの是非について触れました。フェイスブックで2人の方から「それは止めさせるべき」との意見を頂き、有り難うございました。 すぐ緊張してしまうタイプなので緊張を和らげるため・・・とか何か理由があるのか、また大学のゼミ…

貴重なコメントと『危機の二十年』が語る戦争とは?

1.十字峡さん海太郎さん有り難うございます。貴重なコメントで考えさせられました。まず、「あたらしい憲法のはなし」の朗読会、いい催しですね。 私は昭和26年4月中学に入学しましたので、記憶にありません。私立だったので文部省の副読本は使用しなかった…

『それでも日本人は「戦争」を選んだ』を読む

1.我善坊さん再度のコメント有難うございます。エリート論やオルテガの名著『大衆の反逆』についてブログで話し合ってもう4年になるのですね。相変わらず同じようなことを考え続けているなと懐かしく思います。 2.忘れずに、愚直に考え続けるというのは、せ…

コメントに触発されてまだエリートとメリトクラシー

日増しに春らしくなりますね、週末、3組6人で伊豆高原の某企業の寮に1泊し、温泉につかってきましたが、早咲きの河津桜やオオカン桜が満開でした。 世田谷羽根木公園の桃もまだきれいです。 というのは前置きで・・・・・・ 1. 「アメリカの新しい貴族」と題…

『学問のすゝめ』(福沢諭吉)と「ミンナソラノシタ」の郡山行き

1.前回のブログではアメリカで「エリートがエリートを再生産する傾向が強まっている。来年の大統領選挙はクリントンとブッシュが対決するかもしれない。これは問題ではないか」という英国「エコノミスト」誌の特集を紹介しました。 今回も、まだこの問題を考…

英国人の若い女性と「アメリカの新しい貴族たち」

1. 海太郎さん有難うございます。「鋳掛屋(いかけや)」というのは昭和30年代の東京ではもう下町でぐらいしか見なかったかもしれません。しかし職人さんの「直し」が貴重な仕事だった時代は本当に懐かしいです。 このところ少し春めいてきた気もして、昨日…

「ちいさなおうち」と古いものを大事にする

1. 前回は、30年着ている古い紺のフラノの上着を仕立て直ししてくれる職人さんが居て感激したという話をしました。十字峡さん長文のコメント有難うございます。 環境保護で 4R(Redece減らす ,Reuse再使用する ,Recycleリサイクルする ,Refuseレジ袋を断る)…

5年で買い換えるPCと古い上着の話

1. このブログは、なるべく1週間に1度、日曜日の更新を心がけています。 日曜日には、過去の1週間を思い出し、今回は先週のPC騒動の続きと、「古い上着よ、さようならではなく、今日は・・」の話かなと感じており、以下は、そんな詰まらぬ話です。 2. PCに…

コメントのお礼と、京都でスモールビジネスに取り組む人たち

1. 今年初めて、京都に2泊してきました。新幹線から富士山がよく見えました。 その前にまずは、前回のブログに、海太郎さん、我善坊さん、柳居子さん、貴重なコメント有難うございます。 ご指摘いろいろ参考になりました。まずはPCのトラブルですが、ご存じ…

錦織選手と白鵬が頑張っていると思う

1.人質として拘束されていた後藤健二さんがイスラム国に殺害されたという恐ろしい現実を目のあたりにした日に、更新をしています。 おびただしく「死」が溢れる外の世界と、よく晴れた空を見ながら書斎で静かに過ごす日常との対比が異様に感じられます。もち…

タイム誌が伝える錦織圭選手:「ケイの道程(The way of Kei)」

1. 今週は「イスラム国」が日本人2人を拘束し、期限を切って殺害を予告、という悲惨な事件に衝撃を受けた方も多かったでしょう。しかも1人はすでに殺害されたようだと報道されています。 コメントをする立場ではもちろんありませんが、23日、ジャーナリス…

プ―チンと習近平は西欧の価値観の挑戦者になるか?

1. 前回は、米タイム誌がプーチン・ロシア大統領を「帝国主義者」と呼び、西欧の価値観(自由民主主義)に挑戦する存在ととらえていることを報告しました。この点は、中国の習近平国家主席の方が、プ―チンより態度鮮明という感じがします。 そこで今回は、英…

今度は「2014年今年の人候補第3位」プーチン大統領

1. 前回は恒例のタイム誌「今年の人」に「エボラ熱と戦う人たち」が選ばれ、「叫び(The Call)に応じた人たち」と讃えていることを書きました。 arz2beeさん有り難うございます。「日本では、誰が応じるだろうか?」という鋭いコメントを頂きました。 arz2b…

「タイム誌2014年今年の人」は「エボラ・ファイターズ」

1. お礼が越年になってしまいましたが十字峡さん有り難うございます。いつも硬い内容で申し訳ありません。もっと読みやすい努力ができるといいのですが。今年始めの私のブログは、恒例ですが、「タイム誌2014年今年の人」の紹介です。 すでに日本のメディア…