考え事

テロはパリだけではないが、いま「自由」と「寛容」は・・・

駒場の東大は本日駒場祭。前の日のイチョウ並木を歩きながらいろいろ考えたことです。 1. 前回のブログを書いたのは、パリ市内でのテロの翌日でした。 直感的に感じた問題と危惧として (1) 右翼の国民戦線&ポピュリストは? (2) フランスに住むイスラム系移…

Escape to the Country(田舎に逃げ出す)と英国イートン校

前回のブログで触れた、習さん・キャメロンさん(女王も巻き込んで)の蜜月については、ご意見をいろいろ頂きました。 1. 我善坊さん、丁寧なコメントを有り難うございます。「これこそが「原理原則」に基づく国ではない、つまり保守主義の国なのでは?」 「…

「あなたは国のために戦えますか?(Would you be willing to fight for your country?)」

1. 前回は「英語の世紀の中で」、日本人もIと We (これもIから始まる)で考えることも大事ではないか、と書きました。 フェイスブックで面白いコメントを2つ頂きました。 Aさんは「Iは、個人として神の前に立つというキリスト教と結びつくのではないか」と…

「英語の世紀の中で」(水村美苗)考える

1. 一昨日まで、大学時代の友人2人が田舎を訪れてくれて、愉快な日々を過ごしました。 一日は松本までドライブをしました。清潔で落ち着いた、気持ちの良い街で、道を訊いたりしても、皆さんとても親切でした。 お城の天守閣(国宝)を上がり、開智学校や旧…

「We」と「私たち」は同じか?「過ちは繰返しませぬ」の主語は?

1. 我善坊さん貴重なコメント有難うございます。私もテレビで産経記者の質問を聞いておかしいなと思い、邦訳を再読しました(ネットで読めます)。ご指摘の通りですね。訳知り顔におかしな発言をするジャーナリストには困ります。 ということで、談話と翌15…

まだ反知性主義と「曲学阿世」&南原繁のこと

1. KONO Takeshiさん、コメント有難うございます。朝日と読売を1年ごとに交互に購読するというのは面白いですね。どちらも断りきれないというところにお人柄が出ているのかもしれません。 主義主張の違う両紙を読み比べることは大事だろうと思います。 憲法…

「沖縄県知事の琉球語」と日本語がある幸せ:「国境の長いトンネルを」

1.いまの日本の政党の名前はどうも名は体を表さないのではないか、与党はリベラルでもないし、そうかと言って保守でもなかろう(これは頂いたコメントですが)、と前回書きました。 異論のある方も居るでしょうが、政権与党の変質を感じている人も少なくない…

貴重なコメントと『危機の二十年』が語る戦争とは?

1.十字峡さん海太郎さん有り難うございます。貴重なコメントで考えさせられました。まず、「あたらしい憲法のはなし」の朗読会、いい催しですね。 私は昭和26年4月中学に入学しましたので、記憶にありません。私立だったので文部省の副読本は使用しなかった…

コメントに触発されてまだエリートとメリトクラシー

日増しに春らしくなりますね、週末、3組6人で伊豆高原の某企業の寮に1泊し、温泉につかってきましたが、早咲きの河津桜やオオカン桜が満開でした。 世田谷羽根木公園の桃もまだきれいです。 というのは前置きで・・・・・・ 1. 「アメリカの新しい貴族」と題…

錦織選手と白鵬が頑張っていると思う

1.人質として拘束されていた後藤健二さんがイスラム国に殺害されたという恐ろしい現実を目のあたりにした日に、更新をしています。 おびただしく「死」が溢れる外の世界と、よく晴れた空を見ながら書斎で静かに過ごす日常との対比が異様に感じられます。もち…

中津で考えたこと−福澤諭吉を探して

1. 前回に続いて中津へ、福澤諭吉を辿る旅の記録です。 歴史資料博物館で教えてもらったのですが、 「このあたり、古墳時代から“豊の国”と呼ばれ、そこから豊前(ぶぜん)豊後(ぶんご)という名前も生まれた」 「大分という名前はもとは“多い田”がつまった…

再び日本人とは誰か?人種と国籍と・・・

1. 台風の合間を縫って、信州に短期間滞在し、壇香梅の葉が黄色く色づき、すすきが風に揺れたりするのを眺めてきました。 2. 1週間に1回の更新を目途にしていますので(それにも「何の意味があるかな」と思ったりしますが、自分自身の思考と記録の整理が主で…

ノーベル物理学賞は「3人の日本人」か「アメリカ人と2人の日本人」か

1. 今週はノーベル賞の発表が続き、物理学賞はすでに旧聞になりそうです。 特に本日のメディアは17歳のパキスタンの少女マララさんの平和賞受賞に沸いています。 因みに、マララさんは、米国タイム誌が当時まだ15歳の彼女を「2013年今年の人」の次点に「闘う…

何でも「答え」があるデジタル・ツナミ時代とウィキペデイア

1. 前回のブログでは「デジタル・ツナミ」の時代になり、インターネットからあらゆる問いに答が得られる時代になった、だからこそ、私たちは「何を問うか?何に疑問を持ち、何を知りたいと思うか?」が大事だという話をしました。 もちろん「問い」は自分が…

まだプロとアマチュアをめぐる雑念と「役割」

1. arz2beeさん我善坊さんコメントまことに有り難うございます。お陰さまで勉強になります。 せっかく頂いた丁寧なコメントですので私としてはしつこく考えてみたいです。 こんなことを考えるのは無意味だと言われそうですが、昨今の世の中を見ていて感じる…

岩波ホールで「大いなる沈黙へ」を観る

1. 前回のプロとアマについての雑文にFB上のコメントを頂きまして有り難うございます。 プロかアマの区別は?と考えて、本職か?お金を貰うか否か?で区別するというのもややあいまいになりました。 例えばチャーチル会の会員の場合、今では現役を退職したも…

アサーションとは?とセガン指揮フィラデルフィア管弦楽団

1. 前回のブログへのコメント、arz2bee さん池田さん、FBの野田さん木全さん等まことに有難うございます。 「最近は医学部でも留学する人は減っています。決めつける前にまずは異文化体験を!」―ご指摘の通り、日本の方が進んでいるから学ぶものが無いと思…

「日米中韓関係」とジェラルド・カーティスさんのメッセージ

1. 皆さまコメント有難うございます。 柳居子さん、天皇のお田植え行事の紹介、興味深く拝読しました。 こういう行事や風俗、約束事、「和の精神」のような「価値観」までも、本当に日本古来に根差したものか、「創られたもの」ではないのか、確かに再考し…

少しずつ春というのに新聞が伝えるのは「破られたアンネの日記」

1. 昨日はコートも要らない穏やかな好天。今朝は細かい雨が降り、明日はまた雪が舞う予想も。 こういう風にして東京は徐々に春に近付いていくのでしょうか。 昨日は世田谷梅ヶ丘の羽根木公園まで散歩。 梅の花が盛りで人出も多く「梅まつり」をやっていまし…

公開セッション「東アジア国際紛争の打開に向けて」

1. 我善坊さん、「書くように話せ」のフォロー有り難うございます。 ご指摘の点に多少関係があるように思うので、2月1日東大の政策ビジョン研究センターが主宰した表題のパネルディスカッションを聞きましたので、その報告をしたいと思います。小さいが内…

元陸軍少尉小野田寛郎氏死去と海外の報道と・・・

1. 我善坊さん6日経っての更新でお礼が遅くなりましたが、長文のコメント有難うございました。日本人は「書き言葉」を重視するという指摘は面白いですね。「名演説ゆえに胡散臭く感じる(こともある)が、よく練られた文章は高く評価する」ですか、なるほど…

米国最高裁判事は「終身」で「上院」の承認が要る

1. arz2beeさん有り難うございます。ローマ法王についてのご意見、タイム誌もまさにご指摘と同じだろうと思います。ところで友人から、カトリック中央協議会は「教皇」と呼ぶことを要請していると親切に教えてもらいました。「法王」は単純に塩野さんの言葉…

タイム誌2013年今年の人は、フランシスコ・ローマ法王

1. お礼が年を越してしまいましたが、国世さん海太郎さん、第九とメサイアについて書いて頂き有り難うございます。今年もよろしくお願い致します。 お2人とも自ら歌うという主体的な関わりで、ただ聞いている当方とは違う経験をされていること羨ましく思いま…

「ハンナ・アーレント現象」と「ひたすら考えよ!」

1. 前回に続いて映画「ハンナ・アーレント」です。 フェイスブック経由コメントを頂き、有り難うございます。すでに「京都シネマ」でも上映している由。私も12〜14日今年最後の京都滞在で映画館の前まで行ってきました。客席100強の小さい・それでも3つある…

小泉発言を読んだり文藝春秋「私はつながりたくない」を読んだり

急に寒くなり周りも風邪を引く人が増えました。八ヶ岳も雪をかぶっているでしょう。これは昨年11月14日の写真です 1. 「海ゆかば」等についてのお2人の3つのコメント何れもたいへん興味深く拝読しました。私が理解したのは以下の3点です。(1) 人々が歌に抱…

いまなぜマッカーサーか?と「歴史とは何か」(E.H.カー)

写真は台風18号前の京都鴨川です。各地の被害、その後の後始末さぞたいへんだったでしょうとお察しします。1. お礼が遅くなりましたが、我善坊さん、arz2beeさん、南十字星さん、まことに有り難うございます。 何れもたいへん興味深いご指摘や問題提起で勉…

私たちの頭で考える「憲法改正」

1. ブログへ直接またフェイスブック経由のコメント有難うございます。まず「日本映画史研究家」さん(面白い名前ですね)、貴重な情報に感謝です。 カミュ『異邦人』の翻訳者で旧職場の大先輩について書いた古いブログにコメントを頂き、驚きました。私は…

憲法を「私たちの頭で手で考える」ことは可能だろうか?

お盆休みも終わり、また活動開始の方が多いでしょうね。 1. 海太郎さん有難うございます。 ご指摘の「今日の現状に照らし合わせると、様々な改正すべき点も少なからずあろうかと思います。 今度は、私たちの頭で、手で、考えて行動すべき時かと考えます」 …

「兄居りしことの証や広島忌」と日本国憲法

1.1週間ぶりの更新で、お礼が遅れました。 柳居子さん、南十字星さん(素敵な名前ですね)有難うございます。オーストラリアからのお便り心に沁みました。 他人の不幸な物語を読むのは決して楽ではない筈です。感謝しております。2.更新が遅れたのはお盆…

フロリダでの黒人射殺事件の判決とオバマ大統領

1.「ソーシャルビジネス町家塾」の講師として、京都に2泊して田舎に帰ってきたばかりです。 京都到着が17日のお昼過ぎで、地下鉄四条駅から仕事場のある堀川近くの町家までいつもの通り四条通りを歩きだしたところ、人出で動けなくなりました。 祇園祭の山…